仕事のパートナー

仕事のパートナー

「違いこそ豊かさ」というメッセージを受け容れるのだ。こうした点を前提に、相手の心に届くコミュニケーションと思いやりのある交流を心がければ、コミュニケーション・ギャップは非常に小さいものになる。すでに述べてきたように各人は、それぞれ独特なコミュニケーションの手法をもっている。そこで、本章では、他の人の人々とどのように交流するかについて語ってみたい。私たちは、自分の人にもなかなか確信がもてないのだから、他人の人を知ることは非常に難しい。ただし、自分の人はわからなくても、仕事のパートナーなど周囲の人間の特性は、意外と把握しているものだ。本書で紹介している九つの人の解説と照らし合わると、人の想定ができるケースは多いはずだ。特に人は、表面にその特性が表われやすいので他者から見たほうが、人が把握しやすい場合もある。また同僚や部下なら、いくつかの質問をして、より正確に人を想定することも可能だろう。ただし考え方では、人を想定した上での決め付けやパターン化を戒めている。

 

自分自身がそうであるように、他者の人想定も誤りである危険性がある。また人の想定が正しくても、「彼は、人○だから?だ」といった決め付けは非常に危険だ。まず各人は、さまざまな面をもっている。また場面場面でその人の状況は異なり、当然反応も異なる。例えば、人に関する記述を見ると″怠情″というイメージを受けやすいが、嬉々として働いている人も当然多い。もちろん他の人にも怠情な人間はたくさんいる。